大学院中退から2年経過した今の正直な気持ち

大学院中退を検討している方へ

大学院中退から2年経過した今の正直な気持ち

こんにちは、アズマです!

 

僕は大学院を中退して、そこから2か月ほどで社会人になりました。

 

既に社会人生活も約2年が経過しますが、

このブログを見ている時点で大学院中退を検討している方は、

実際に中退した人間のその後は気になるところかと思います。

 

今回は僕の今の正直な気持ちを語っていきます。

 

                                      

【こんな方に読んでほしい!!】

  • 大学院を中退しようか迷っている人
  • 後悔したくない人
  • 大学院生と社会人の違いを知りたい人

 

【結論】今の正直な気持ち

 

大筋を最初にまとめたいと思います。

 

  • 大学院を中退したことについての後悔はゼロ
  • (自分にとっては)仕事よりも研究の方が圧倒的に辛い
  • 「会社の上司」と「研究室の教授」はまったく違う
  • しかし当時の自分は「社会」をちょっとナメていた

 

それでは詳しく見ていきましょう!

                                      



今の率直な気持ちを語る

大学院を中退したことについての後悔はゼロ

他の記事でも書いていますが、

当時の僕は研究指導の影響で健康被害が出ていました。

 

 

心療内科にも通って、薬を飲んでいました。

 

社会人になった今だからこそハッキリ言えますが、

自分の体よりも大事なものはありません

 

どんなにお金があっても、好きなことができていても、

不健康なら不幸せです。

 

僕の場合、大学院が不健康の原因だったので、

そこから離れる決断をした、というのは素直に良かったなと思っています。

 

大学院を中退したことによる後悔は皆無!!

 

(自分にとっては)仕事よりも研究の方が圧倒的に辛い

まず前提として、僕は大学や大学院(修士課程)の研究をあまり肯定的に捉えていません

 

理由は、大学や大学院(修士課程)での研究が

僕にとっては以下のどれにも当てはまらないからです。

 

  • 自分が楽しい
  • 自分のためになる
  • 第三者のためになる

 

これらは僕が「何かをやるべきか」を判断するために

よく用いている3つの指標です。

 

まず、【自分が楽しいか】どうかについてですが、

少なくとも僕は研究は楽しくありませんでした。

 

次に、【自分のためになるか】どうかについてですが、

僕は周囲を見ても研究スキルが仕事に役立っている人を見たことがありません

(もちろん研究職などに就けば話は別です)

 

最後に、【第三者のためになるか】どうかについてですが、

大学生や、修士として本格的に研究するたった1年で

社会の役に立つような研究ができるとは思えません

 

強いて言えば、学生の研究は、教授の研究成果の一部にはなるので、

担当教授の役には立つかもしれません。

 

しかし、教授たった1人のために研究をやる価値があるのかと問われると僕は疑問です。

 

研究は少なくとも僕にとっては仕事よりも遥かに辛かった!!

 

「会社の上司」と「研究室の教授」はまったく違う

僕の研究室の上司はアカハラし放題でした。

 

詳しくはこちらの記事に書いています。

                                      

 

機嫌が悪いと連絡を無視したり、

ゴニョゴニョとわざと聞こえないように話したり、

お気に入りの女子生徒相手だけ丁寧に対応するといったこともあって

正直なところ、僕ら学生としてはやりにくかったです。

 

一方、今の僕の上司は怒ることはありますが、

教授のようにワガママだったり、社会不適合者みたいな対応をすることはありません。

 

会社は研究室とは違い、組織構造になっているので、

社長以外は誰しも上の人間の顔色を見ながら上手くやっていく必要があります。

 

そういった環境で、明らかにおかしい態度を取る人間は

目を付けられるし、そもそも上に上がれないようになっています。

 

「人の質」は会社の方が良い!!

 

しかし当時の自分は「社会」をちょっとナメていた

僕は学生時代、営業バイトにめちゃくちゃコミットしていた時期がありました。

 

週6で1日10時間以上バイトしていた時期もあったし、

扶養もとっくに越えていました。

 

自分で言いますが、正社員の方とは上手くやっていたし、

営業バイトの業績自体もかなり良い結果を残していました。

 

当時はそんなバイトが楽しいからひたすら続けていました。

 

この経験を通して、かつての僕は

  • 自分は仕事向きの人間だ
  • 自分は社会で活躍できる
  • 自分は仕事が楽しくて苦じゃない人種だ

とか思っていた記憶がありますが、振り返ると完全に調子に乗っていました。

 

大きく3つの視点から語ります。

 

①バイトはめちゃくちゃ気楽

僕は全盛期のバイト時代の方が正社員の今よりも長時間労働だったし、

自分のトークでお客様を獲得するというプレッシャーのかかる仕事をしていました。

 

でもそれはあくまでも自分自身が選んだ長時間労働でした。

 

そして、予定があれば好きな時にシフトを削れます。

 

一方、バイトとは対照的に、正社員は決まった時間で働きます

 

予定があっても、体調が悪くても、勤務時間を気軽に削ることはできません。

 

いくらトータルの労働時間が長いとしても、

自己都合を優先できるバイトは気楽です。

 

②仕事自体への向き合い方

バイトは辛かったらいつでも辞められるし、1週間くらいなら余裕で休めます。

 

しかし、正社員は何も考えずに辞めると自分の経歴に傷が付き、

その後の人生で不利になります。

 

この「逃げられない(逃げることが自分にとって不利になる)」感覚は

目に見えないものに捕らわれている感覚にも近しく、僕は多少息苦しく感じます。

 

③バイト時代の社員さんは歳が近く、気が合う人が多かった

僕は自分のことを「年上の人達と上手くやっていける」と思っていました。

 

理由は、営業バイト時代の社員さんと仲良く楽しく仕事ができていたからです。

 

当時は「ムードメーカー」「アズマ君がいると場が明るくなって良いよ!」などと褒められていました。

 

しかし、いざ振り返ってみると、それは社員さんの歳が近かったからだと思います。

 

歳が近いと必然的に趣味や考え方が近い人が多くなります。

 

実際に正社員になると、10歳も20歳も上の人間とも

日常的に上手くやっていく必要があります

 

そういった人達のノリはまた違う感覚で、

僕がバイト時代に鍛えてきたコミュニケーションスキルが上手く活かせないことが多いと感じています。

 

「アルバイト」と「正社員」のギャップはかなり感じる!!

 



まとめ

大学院を中退し、社会に出てから約2年が経過した今の素直な気持ちを語りました。

 

もう一度概要をおさらいします!

  • 大学院を中退したことについての後悔はゼロ
  • (自分にとっては)仕事よりも研究の方が圧倒的に辛い
  • 「会社の上司」と「研究室の教授」はまったく違う
  • しかし当時の自分は「社会」をちょっとナメていた

 

結論としては、大学院を中退したことはまったく後悔していません

 

ただし、社会には社会なりの大変さがあって

「バイトで大活躍していたから社会人生活も楽勝♪」

という感覚ではありませんでした。

 

それでも大学院の生活よりは数段マシだと感じています。

 

大学院で本気で悩んでいる方は中退して就職の道を選ぶのも大いにアリです。

 

コメント